さんぽ日和

翻訳者・翻訳コーディネーターが日々の散歩中に考えたことを書いています。家族のこと、仕事のこと、自分の身の回りで起きたこと、いろいろなことを考えながら歩いています。

歩いて図書館に行く

とっても天気の良い休日。こんな日は外に出ないでいると損をした気分になる。というわけで、普段なら車で行く図書館に歩いて行くことにした。娘は自転車で、私は歩き。図書館までは自宅から3キロほどで、あと数週間もすれば花見客であふれる桜並木の川沿いの道が続く。歩くのにとても気持ちがいい。

 

娘の自転車のかごに返却する本5冊を入れ、私は紙芝居を1冊持って家を出る。紙芝居は、娘がどうしても!と言って借りたもの。久しぶりに手に取ると異様に大きく感じられる。これを持って3キロを歩くことになると分かっていれば絶対に借りなかったのに。

 

出発早々、娘は自転車をすいすい飛ばす。シミュレーションでは、私が優雅に歩く傍ら、娘は自転車操作にある程度手こずりながら進むはずだったので、そのギャップに「え、え…」と戸惑いながら必死についていく。最初の1キロほどは小走りで私が追いかける形に。紙芝居が風の抵抗をモロに受けてつらい。あえなく限界を迎えて一旦止まることを提案し、結局残りの2キロは娘の自転車を私が引いて二人で歩く。

 

図書館にたどり着いたところでご近所さんに遭遇。「大丈夫?顔色悪いよ?」と心配されたので、「歩いてきたの-」と言うと褒めてもらえて嬉しかった。借りていた本と、途中で捨てたくなった紙芝居を無事返却し、新たに娘の絵本と自分が読みたい本を合わせて6冊借りる。また歩いて帰る決心がつくまでに時間がかかり、図書館で少しだけ本を読もうとしたところを娘にせかされ、早々に自宅に向けて出発。帰りは二人で話をしながらゆっくり歩く。無事帰宅できたけど、もう少し体力をつけてから挑むべきだったと反省した。普段歩かない分、往復6キロの距離はとても疲れた。

でも、いつのまにか歩幅を合わせる側になった娘の成長が嬉しかった。それにやはり、春の空気は気持ちいい。