さんぽ日和

翻訳者・翻訳コーディネーターが日々の散歩中に考えたことを書いています。家族のこと、仕事のこと、自分の身の回りで起きたこと、いろいろなことを考えながら歩いています。

理想と現実のはざまで

一ヶ月近くぶりの更新。

「よし!ブログを始めよう」とやる気に燃えていた数ヶ月前の私は、目を細めてもその姿を捉えることができないほど今やはるか彼方に行ってしまったみたい。思った以上に早くこんな状態になっている自分に、情けないのを通り越して親近感すら覚える。

「ほんと、そういうとこあるよね~」

 

そんな私にとって、オリンピックの舞台で滑る羽生選手は直視できないほどまぶしい。完璧に美しくて強くて、でもどことなく儚くて脆い。それに、競技の後、リンクを降りてから見せる幼い笑顔(反則)。そんな表面的に見えるものとは裏腹に、実はとてつもなく強靱なメンタルを持っているのだろう。瞬間瞬間で限界に挑んでいけるだけの。ぐーたらな私が直視できない理由はそこにある。昨日テレビを見ていて、世の中にこんな23歳が存在することがちょっと信じられなかった。

 

改めて、ブログを続けるだけのメンタルすら持ち合わせていない自分にガッカリしつつ、私の良いところは消えかけたやる気をまあまあ簡単に再燃させられることだと思い出した(そうしてまずはブログに戻ってまいりました)。

私だってやるときはやる子だ!いつもいつもは無理だけど、ここぞというときの集中力には割と自信がある。あとはそれをどこで発動するか。もしかしたら“そのとき”が近づいているのかもしれない。羽生選手が昨日見せてくれた精一杯の足元にも及ばないかもしれないけど、“そのとき”がきたら自分の精一杯を出そう。そう思って、とりあえず気持ちだけはメラメラ燃えている(←今ここ)。

 

一昨日と昨日の羽生選手に理想を見て、現実に戻ってきたら私のやる気も戻ってきた、という話。現実を見ることはもちろん大事だけど、今はまだ遠い理想を見ることも同じくらい大事なのだ。