さんぽ日和

翻訳者・翻訳コーディネーターが日々の散歩中に考えたことを書いています。家族のこと、仕事のこと、自分の身の回りで起きたこと、いろいろなことを考えながら歩いています。

【参加報告】 名古屋翻訳者勉強会

先日参加した名古屋翻訳者勉強会について。

ふとした縁があって、2年ほど前からこちらの勉強会の企画・運営にも携わり、さまざまな面で貴重な経験をさせていただいている。

 

今回の勉強会は、事前課題に各自取り組み、当日訳文を持ち寄って議論するというもの。

ひそかに「いつかやれたらいいなー」と前々から思ってはいたけど、具体的な考えが何もない、ただのつぶやきに乗ってくれた仲間のおかげで、サクサクと話が進み、すんなりと実現に至った。

願いはとりあえず誰かに言ってみたら良い方向に動く、という私の他力本願はおかげさまで確かなものになりつつある。

 

当日は、3人一組でグループディスカッショングループごとの発表総括という流れで進行。大学や翻訳学校で教えていた経歴をお持ちで、翻訳者としてバリバリ活躍されているリンゴプロ翻訳サービスの中村泰洋さんが総括を買って出てくれた。

翻訳祭に参加したときにも思ったのだけど、プロの人ほど、苦労して身につけた「技」を惜しげもなく披露してくれるのはなぜだろう? 本当に、ただただありがたいの一言に尽きる。今回も、中村さんの非常に論理的で分かりやすい解説を聞くうちに、普段意識せずにやっていることが改めてストンと腑に落ちて、理解が深まるのを感じることができた。

 

ディスカッションでは、翻訳に向かう姿勢や思考などなど、自分のありとあらゆるものが透けて見られる感じがした。と同時に、他の人のそういうものから学べることも当然多い。

自分をさらけ出すのは恥ずかしいけど、それは案外最初だけ。得るものの方が断然大きい、というのが率直な感想だ。

 

中村さんには、事前課題の準備から総括まで、大変お忙しいなか多大なるご協力をいただき、深く深く感謝している。

当日は、休憩時間にも質問に丁寧に答えてくださり、懇親会では、誰よりもパワフルにお話をされていて、夜にはパワーチャージが切れかけていた私からしたら、とんでもない超人に見えた。

 

とにかく、体からどんどんエネエルギーが湧き出ていて、いつの間にか周りにいる人まで元気にしちゃう不思議な力を持った魅力的な方だった。そういうところが、仕事で高いパフォーマンスを出し続けるための基盤になっているのは間違いないと思う。

 

たくさん課題を持ち帰ってきたので、今日からの仕事に早速生かしていこう。